BASSロッドの構造は、カーボンシートを金属制のテーパーの棒に巻き付け、カーボンシートに付いたレジン(樹脂)を密着させ熱をかける事で接着、カーボンロッドが作られます。
普通に目にする事の出来るカーボンロッドのほとんどが、東レのカーボンシートを使用して作られていると言っても良いと思います、8年ほど前に東レがナノカーボンを開発、そのころから、ロッドが軽く、しなるけど強い、ロッドが作られる様になりました。
技術概要 | NANOALLOY®とは | NANOALLOY® | TORAYカーボンロッドの補強技術
30年前の、ハイエンドロッドは、ボロンと言う金属繊維で補強して感度をあげ、強度アップなどを行っていましたが、感度、強度を上げる代わりに重くなるデメリットが発生。
私が今所有しているボロンロッドは インスパイアエアリアル SICのチタンガイドに改造、30g軽くなり感度が一段とアップしたのですが、かかった費用が、ガイド交換、グリップコルクAAAに付け替え、工賃込みで2.5万円、好きなロッドでないとできない改造なのでおすすめしません。
ロッドの補強技術で知名度が高いのが、ダイワとシマノです、チタンワイヤーでの補強やアラミドを使ったロッドをつくっていたメガバスも有名?
最近では、ボロンを使わなくても、カーボンだけで、ボロンを上回る感度が出せる様になっています。
シマノのカーボン技術
キャスト時のロッドのねじれを防ぐ スパイラルXコア
軽量化したまま、強度を上げる ハイパーX
軽量化と感度をあげるためのカーボンモノコックグリップ
カーボンの巻き方を工夫して、ねじれや強度を出す補強がされています。あとカーボンのトン数を変える事で、感度などを変更しています。
ダイワのカーボン技術
ダイワの技術でノーマルカーボンから、レジン(樹脂)を減らし、カーボン密度を上げる製法がとられています、
SVF COMPILE-X
日本国内だけで製造される SVF COMPILE-X 私が所有するのは
スティーズ 661MFB-SV 【WEREWOLF(ウェアウルフ)】
スティーズ 7011H/MHFB-SV 【HARRIER(ハリアー)】
スティーズ 721MH/HXB-SV 【STRIKE FORCE(ストライクフォース)】
ハートランド 751HRB-SV AGS19 【疾風七伍】
SVFナノプラス
超高密度SVFカーボン
HVFナノプラス
高密度HVFカーボン
Low Modulus
ダイワだと、カーボンの加工方法だけでもかなり別れています。
SVFナノプラスのトップガンとSVF COMPILE-Xの17ハリアーを持っているので比べてみると
ヘビキャロでの遠投と感度を比較、まったく別物の感度と遠投性のSVF COMPILE-X
SVF COMPILE-Xを一度味わうと、感度重視の釣りではそれを選んでしまいます。
AGS(エアガイドシステム)
カーボンフレームのガイドで、チタンの3倍の強度を持ち、その上軽い、SICよりすべりの良いガイドリングを使うため、遠投性能が向上、疾風七伍で、シンカー1オンス、16ポンド100m巻いたジリオンTW HLC1516で全部ラインが出てしまいます。
キャスト時のロッドのねじれを抑え込むX45
ロッドのバット部分を肉厚にせずに補強する3DX
今回は、あくまでもカーボンの事を書いてみました。
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