12アンタレスオーバーホール

カスタム

使い込んで少し巻き心地が悪くなってきたのでメンテナンス

ベイトリールの構造は、どのメーカーも同じなので、シマノの公式動画を参考にオーバーホールを行ってゆきます、前半は軽いメンテナンスで、後半はオーバーホールをおこなっているので、12アンタレスの他とは違う部品の外し方を書いてみたいと思います。

※注意する事 グリスを使う所にオイルを使う場合、ベアリングなど金属部分は良いのですが、樹脂やプラスチック部品に触れる所は避けます、グリスは基本リチウムグリス(石鹸が主成分)なので、プラスチックを犯しにくいのですが、オイルは鉱物油や科学合成油なのでプラスチックに浸透してヒビや破損の原因になる場合が多く、オイルはベアリング内部だけと考えておくのが良いと思います、特にメタニウムMGLのレベルワインダーのガイドのパーツは樹脂製なのでレベルワインダーにオイルを使い破損した事例を何度も見ています。

※KURE CRC 5-56は浸透性が高く、樹脂に触れるだけで浸透、硬化させヒビが発生するので、リールを長持ちさせるために私は使う事は有りません。

シマノ公式グリスアップ動画を紹介します。

12アンタレスのハンドルの外し方

ハンドルの裏側に、カバーを外す小さなプラスネジが有るのでネジを外すと、ナットカバーを外すことが出来ます。

次に、12アンタレスに標準で付属されてる工具を使いナットを外します、

右ハンドルは左に回すと外れますが、左ハンドルの場合は逆ネジなので、右に回すと外れます。

ハンドルのつまみの部分のオーバーホール、ベアリングが4個必要、純正は耐久性を考えてグリスが使われていますが、オイルをベアリングに添加する方もおり、巻き心地は軽くなりますが、ベアリングの寿命は確実に悪くなるので注意ください。巻き取りでベアリングのコロコロ感が気になる様になり、グリスを使う様になりました。

使用したベアリング

次は、動画で説明されていない、12アンタレスのヘッドカバーの外し方、赤丸の部分のプラスネジを外すとヘッドカバーが外れます。

次はフロントカバー 

外したら、どこのネジがどの部分か解る様に並べておきます。

次は、ドラグ回りを外し、外した順番に並べておきます(動画参照)

12アンタレスはサイドカバーを押し出すスプリングが有るので注意

外したギヤ、ドラグパーツを歯ブラシを使いパーツクリーナーで洗浄、パーツクリーナーもプラスチックや電子部品の洗浄が出来るモノをつかいます、安いパーツクリーナーは錆止めのために、若干オイル成分が入っているモノが有るので、ベイトリール専用のモノがおすすめです。私が使ったのは、オフィスZPI F-0 パーツクリーナー

ドラグに使われてるカーボンプレートは、すごく薄くて、壊れやすいので、パーツクリーナーに漬け込み、歯ブラシで優しくなでる様に洗浄しました。

オーバーホールのついでに、スプールのベアリングも交換

12アンタレスは スプールシャフトリムーバーを使わないので、カンタンです、ただ、ベアリングの止めのピンを飛ばさない様に注意が必要、12アンタレスは設計が古いので、動画と同じグリスを使うとアンタレス独特のしっとりした巻き心地が復活します。

スプールベアリング

ベアリングに使ったグリス

ドラグに使ったグリス

ギヤの部分に使ったグリス

追伸、新しいシマノのベイトリールは柔らかいグリスを使う傾向にあるみたいで、ダイワの巻き心地に近くなってる様に思います。

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コメント

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