ハートランドのロッドの中でヘビキャロに向いてるロッドについて書いてみようと思います、あくまでも私が使ってみた感想です。
※メーカー表記で1オンスルアーに適合していないMHのハートランドは除外しました。
ハートランド 742HRB-SV12 【疾風 BIWAKO SPEC.】
村上は琵琶湖をこう分析する。「今の琵琶湖で釣りをするには『大胆かつ繊細』がキーワード。釣り人は増えた。結果、魚はスレて個体数は減った。しかしデカイのが釣れる。さらに情報がネット一気に拡散するようになり、独り占めできるシークレットはなくなった。普通に巻いてゴンと来る時代ではなくなった。だからドーンと投げて丁寧に釣る…そんな釣りが効果的になったんやね」こうした諸要素を踏まえて村上は具体的に竿をイメージしていく。
関西だけでなく、日本中が日本のマザーレイクに目を向けている。そこは海外でも注目されている。多くの釣り人が遠方から訪れるようになった。だから、移動に便利な2ピースという発想が生まれる。そして「大胆かつ繊細」でなければ釣りにならない、という前提に対しては、まず「遠投」という要素がクローズアップされる。魚がスレた環境では遠投は必須要素である。そもそも浜に立ちこんでの遠投はひとつのスタイル。それだけで気持ちいい。さらにナーバスな魚に繊細にアプローチするためには、ヘビーキャロライナリグが効果的となる。ということは、硬いが扱いやすい細い穂先を持つ「硬柔らかい」竿が必要になってくる。こうして生まれたのが『HAYATE BIWAKO SPEC.』。ハマの釣りに一世を風靡したHL-Z 741HRB-Tヘビーキャロライナスペシャルへの願望がこの竿をもたらしたともいえるが、最新の釣りを考えると実に理に適っているといえるだろう。
ブランクは超感覚SVF COMPILE-Xを採用し、♯01にはシャープな風切りを狙ってチューブラーパワースリムを、♯02には強烈なバットパワーを生み出すマグナムテーパーを使った適材適所の異次元2ピース。もちろんジョイントはダイワが誇るVジョイント。1ピースと遜色ない美しい曲がりを見せる。しかもネジレに強くビッグバスにも遊ばれないトルク強度を武装させるために全身にまとったX45も加わって、一日フルキャストを繰り返してもキャスト時のアキュラシーがブレる事はない。ガイドは村上流遠投仕様の小口径オリジナルセッティング。ラインが竿に這うことで、ストリップロッドのような気持ちいい操作性を生みだした。キモは汎用性。前述のヘビキャロをはじめとしてバイブレーション、クランクベイト、スピナーベイト、ミノーなど、あらゆるリグに対応することで岸釣りの基本要求を満たしている。例えばヘビキャロを遥か彼方の沖にドーンと大遠投して、ボトムをズル引く。すると穂先が確実にボトムを感じてしなってくれる……『HAYATE BIWAKO SPEC.』はそんな気持ちがいい竿なのである。
ハートランド 751HRB-SV AGS19 疾風七伍
ハートランド歴代の作品の中で最も支持される不朽の名作「疾風」そして「疾風七弐TYPE-E / TYPE-W」のロングバージョン、それが疾風七伍 AGS。疾風七弐よりも3″伸ばし、レジン量を究極まで減らし繊維量を密入させたSVF COMPILE-Xの弾性率をさらに高弾性化させることで細くそしてシャープに仕上げたのはもとより、竿がベントしたときの反発スピードがさらに高速化され、疾風七弐では届かなかった範囲までを射程範囲にする遠投性能と更なる高感度を手に入れた。SVF COMPILE-XにX45と3DXでアシストされたブランクは細径ロッドの弱点であったロッドのネジレとパワーロスを抑制し、ロッド本来のパワーを引き出す玄人好みのセッティング。SVF COMPILE-Xとチューブラーパワースリムによる強靭な筋肉量がもたらす遠投性能と感度を次世代『AGS』を採用することで昇華。キャスト時にはガイドがたわむことなくロッドに伝達しパワーロスなくロッドを絞り込むことで遠投を実現。村上晴彦とハートランドによりデザインされたテーパーはティップの先端から元まで淀みなくベンディングカーブを描く村上調子となっており、その細さからは想像できないパワーを秘めている。
DAIWA : ハートランド 751HRB-SV AGS19 – Web site7102HRB-AGS15 【FALL TRAP TECHNICAL SHAFT】
バイブレーションの大遠投を主眼に置いたバットジョイントタイプの2ピースロッド。ESS・AGSとダイワの最先端テクノロジーを搭載し、飛距離と感度を向上。8ftに近いレングスのテクニカルシャフトはより細かいアクションを可能とし手元に伝わる感度、操作性はバイブレーションのシミーフォールを活用したリフト&フォールでバスを誘うバイブレーションロッドとして開発。メタルバイブはもちろん、ロングリーダーを使用しヘビキャロにも対応。フォールトラップは浜での大遠投を誰よりも堪能できるポテンシャルを持ち合わせた。
ESS/AGS/X45/V-JOINT/高密度HVFカーボン/TUBULARPOWERSLIM
- 全長:2.39m / 仕舞:205cm
- 継数:2本 / 自重:170g
- 先径:1.8mm / 元径:12.9mm
- 対応ルアー重量:3/8-1oz
ハートランド 721HRB-18
疾風、疾風七弐Type-Eの血統を汲みながらダイワ最先端テクノロジーと村上晴彦が創り上げたロッド、それがHL 721HRB-18。ハートランド歴代の作品の中でもっとも支持された不朽の名作疾風をベースにテーパーデザインをチューブラーパワースリムからファストテーパーデザインに変更し、メインマテリアルをハートランドでは初となるHVFナノプラスを採用。グラスなどのカバーが少ないエリアにおいて、ルアーの操作性を最大限引き出す為にティップはそのままに繊細さは残しながら、ネジレを抑制するX45としなってからの戻りの早い3DXで完全武装することにより、キャストやフッキング時はネジレによるパワーロスを抑え、3DXのサポーター効果で遠投性能を向上させた。村上晴彦とハートランドによりデザインされたテーパーはティップの先端から元まで淀みないベンディングカーブを描く村上調子となっており、ルアーを如何に的確に正確に狙い通りアクションさせるかということに心血を注いだ仕様となっている。
ハートランド ヘビキャロのインプレ
ハートランドをヘビキャロで使ってみた感想ですが、ウィードが混ざるエリアなら、742HRB-SV12 疾風 BIWAKO SPECか、疾風七伍751HRB-SV AGS19の2本に絞れます、
特に疾風七伍は、遠投において、私が出逢ったロッドの中で最高の飛距離を出しただけで無く、ボトムの変化が手に取る様に解り、砂の表面に現れる小石、沖の沈み岩の表面の感触、ディープエリアでの湖底の変化も伝わってきます、ウィードエリアでは、90m先のウィードをほぐしながら乗り越え、ワームがウィードに引っかかり「プルン」と外れた感触まで手元に伝えます、硬くてシャキンとしてるのに魚がかかってからは、粘っこく曲がりBASSをバラさないので、BASSの突進にも対応してバラシにくいロッドではないでしょうか。
ハートランドでヘビキャロをやりたいのなら、疾風七伍が私の一押しです。
7102HRB-AGS15 FALL TRAP TECHNICAL SHAFTも捨てがたい、楽にヘビキャロの遠投が出来るのはかなり魅力ですね。
ハートランド721HRB-18は、浜スぺと疾風七弐Type Eの間くらいの強さが有り、ウィードエリアでは、ロッドのしなりが邪魔をして、ウィードを越えた瞬間に1m以上シンカーが動いてしまい、バイトチャンスを逃がしてしまいます、でも、湖底が砂やロックのエリアでは、ロッドのしなりが、繊細なアタリを捕え、BASSをキャッチさせてくれます、HVFナノプラスのカーボンなので巻物にちょうど良いから、ハスフラットや、ギルフラット、キャラメルシャッドで使っています。